中央線と玉川上水に挟まれた地域に点在する素敵なモノ・ヒト・コトの紹介
by tokyo_no_heso
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カテゴリ:中央線・武蔵小金井駅( 2 )

江戸東京たてもの園

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「江戸東京たてもの園」は都立小金井公園内にあるオープンミュージアム。
ひろびろとした園内には、江戸時代から昭和初期まで
江戸および東京で活躍した文化的価値の高い建物が27棟、
復元を経て保存・公開されている。

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まずは実際に東京下町にあった商店や長屋などが並び、
当時の下町情緒を偲ばせる東ゾーン。
銭湯、文具店や醤油屋、傘問屋、小間物屋だった建物が
ちょっとした街並みを作っている。
店内には当時の商品を復元して展示していて、
覗くとまるでタイムスリップしたかのよう。
旧都電車両ももちろん当時のまま。
車両の中に入ってみることができるので、もっぱら子どもたちの人気スポット。
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西ゾーンは東京山の手の洋館などを中心とした建造物が並ぶ。
大正末期に建てられた大川邸は、田園調布にあった邸宅。
今みても、驚くようなハイカラなデザインが目を引く。
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たてもの園での個人的なオススメは、なんといっても前川國男邸。
かのル・コルビュジエに師事し、戦前・戦後にわたり
日本の近代建築史上に大きく名を残した建築家・前川國男の自邸だったもの。
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ほかにも多摩地区の旧農家や、3代将軍・徳川家光の側室の墓、
旧万世橋交番など、あらゆる方面の建築・建造物に出会うことができる。
ミュージアムと呼ぶには若干中途半端な感じも否めないが、
展示室での特別企画展などはなかなか見ごたえもあり、
建築に興味あり・なしに関係なく楽しめる。まさしく生きたミュージアム。

3月1日までは特別展「建物のカケラ~一木努コレクション~」。
解体された建造物の「カケラ」のコレクターであり、
「路上観察学会」会員でもある一木努氏が所蔵する
カケラのコレクションの一部が公開されている。
帝国ホテル旧館の「レンガ」、トキワ荘の「外壁」、
東京宝塚劇場の「エレベータ表示盤」、蔵前国技館の「鬼瓦」などなど、
“こんなものまで”とさすが「路上観察学会」会員。文句なく面白い。(roco)

江戸東京たてもの園 東京都小金井市桜町3-7-1 小金井公園内
 定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合は、その翌日)
 開園時間:4月~9月は9:30~17:30、 10月~3月は9:30~16:30
●JR中央線・武蔵小金井駅よりバス5分
●「ダルマ宰相」と呼ばれた大正・昭和の政治家・高橋是清邸(2・26事件に登場)も。
 中には茶房があり、お茶や軽食を楽しめる。
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by tokyo_no_heso | 2009-02-12 23:24 | 中央線・武蔵小金井駅

はけの森美術館・オーブンミトンカフェ

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多摩エリアは美術館が少ない。みるべき美術館となるとかなり限られる。
そんな多摩エリアの美術館事情の中で、
小粒できらりと光る美術館が武蔵小金井にある。

JR武蔵小金井駅から南に進み、さらに路地の坂を下っていくと
「はけの道」にたどり着く。「はけ」とはこのあたりの言葉で「崖」のこと。
武蔵村山から世田谷まで延々続く「国分寺崖線」と呼ばれる崖線の中でも
特に小金井あたりは崖とともに豊かな森が続いており、
通称「はけの森」と呼ばれている。
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そしてこの「はけの森」に沿うように南側には野川が流れている。
この崖線の森と野川のあいだにしばらく続く道が「はけの道」だ。

はけの道沿い、はけの森の中に立つ美術館は、
戦前・前後に活躍した近代洋画家・中村研一がアトリエを構えたところ。
かつては私設の美術館だったが、2年前に寄贈を受けて
小金井市立の美術館として新たにスタートを切った。
美術館としてはかなり小規模だが、美術館のような改まった感じはない。
どちらかといえば画廊やギャラリーのような距離感で、
中村研一の作品や残した遺品をゆっくりと観ることができる貴重な美術館だ。
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美術館の裏手には、彼が戦後建てた瀟洒なアトリエと茶室が現存している。
はけの森周辺は「滄浪泉園」をはじめ、戦前は別荘として居を構える人も多かった。
今でもそうした名残がいくつかみられるが、中村研一も代々木のアトリエを
戦災で消失したのを機に、50歳でここ小金井に移り住んだという。
移り住んでからは作陶に没頭するなど悠々自適の余生を送ったというから、
アトリエといえどさながら別荘感覚だったのだろう。
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旧アトリエには2年前の美術館リニューアルと同時に、
小金井のスイーツの名店「オーブンミトン」が移ってきた。
アトリエにはカフェを入れる構想があり、市の公募による結果、
「オーブンミトン」が選ばれたとか(となにかで読んだ)。
山荘のような旧アトリエのカフェではシュークリームをはじめとするスイーツ類、
キッシュやサンドイッチも楽しめる。
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近年、美術館と有力カフェ・レストランとのコラボが定着しつつあるが、
ストイックな写実派と評された中村研一と、シンプルで奥深いお菓子づくりを
追求している「オーブンミトン」との小粒ながらもきらりと光る上質なコラボレーション。
小金井という地縁で結びついたこの名コラボは、全国をみてもなかなかないだろう。
名画をゆっくりと愛でて、旧アトリエで美味しいひととき。
なんとも上質で豊かな、心温まる時間が過ごせる。(roco)

中村研一記念小金井市はけの森美術館オーブンミトンカフェ
 東京都小金井市中町1-11-3
 美術館の休館日は毎週月曜(休日の場合は翌日)
 カフェの定休日は毎週月・火曜日/第3日曜日(その他臨時休業あり)
●JR武蔵小金井駅南口より徒歩15分。
 はけの道には萩で有名な「金蔵院」(こじんまりとしながら上品なお寺)、
 菅原道真を祀る「小金井神社」(1200年代に創建)などがあり、
 美術館からほんの数分足を伸ばすと都立武蔵野公園の裏門へたどり着く。
 また国分寺方面に足を伸ばすと実業家・波多野承五氏の別荘だった
 「滄浪泉園」なども散策できる。季節ごとの散策も面白いかも。
 「オーブンミトンカフェ」ではスイーツ類のテイクアウトも可能。
 シュークリームがあまりに有名だが、ここのキッシュは隠れ逸品。
 コーヒーも美味しい。
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by tokyo_no_heso | 2008-08-09 14:44 | 中央線・武蔵小金井駅