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中央線と玉川上水に挟まれた地域に点在する素敵なモノ・ヒト・コトの紹介
by tokyo_no_heso
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国分寺市在住。マーケティングプランナー。男の子のママ。在住歴10年。

saco
国分寺市在住。料理教室「くにたちの食卓いづい」を主宰。男の子のママ。在住歴4年。
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はけの森美術館・オーブンミトンカフェ

はけの森美術館・オーブンミトンカフェ_f0162085_14266100.jpg

多摩エリアは美術館が少ない。みるべき美術館となるとかなり限られる。
そんな多摩エリアの美術館事情の中で、
小粒できらりと光る美術館が武蔵小金井にある。

JR武蔵小金井駅から南に進み、さらに路地の坂を下っていくと
「はけの道」にたどり着く。「はけ」とはこのあたりの言葉で「崖」のこと。
武蔵村山から世田谷まで延々続く「国分寺崖線」と呼ばれる崖線の中でも
特に小金井あたりは崖とともに豊かな森が続いており、
通称「はけの森」と呼ばれている。
はけの森美術館・オーブンミトンカフェ_f0162085_14263151.jpg

そしてこの「はけの森」に沿うように南側には野川が流れている。
この崖線の森と野川のあいだにしばらく続く道が「はけの道」だ。

はけの道沿い、はけの森の中に立つ美術館は、
戦前・前後に活躍した近代洋画家・中村研一がアトリエを構えたところ。
かつては私設の美術館だったが、2年前に寄贈を受けて
小金井市立の美術館として新たにスタートを切った。
美術館としてはかなり小規模だが、美術館のような改まった感じはない。
どちらかといえば画廊やギャラリーのような距離感で、
中村研一の作品や残した遺品をゆっくりと観ることができる貴重な美術館だ。
はけの森美術館・オーブンミトンカフェ_f0162085_1539985.jpg

美術館の裏手には、彼が戦後建てた瀟洒なアトリエと茶室が現存している。
はけの森周辺は「滄浪泉園」をはじめ、戦前は別荘として居を構える人も多かった。
今でもそうした名残がいくつかみられるが、中村研一も代々木のアトリエを
戦災で消失したのを機に、50歳でここ小金井に移り住んだという。
移り住んでからは作陶に没頭するなど悠々自適の余生を送ったというから、
アトリエといえどさながら別荘感覚だったのだろう。
はけの森美術館・オーブンミトンカフェ_f0162085_1427666.jpg

旧アトリエには2年前の美術館リニューアルと同時に、
小金井のスイーツの名店「オーブンミトン」が移ってきた。
アトリエにはカフェを入れる構想があり、市の公募による結果、
「オーブンミトン」が選ばれたとか(となにかで読んだ)。
山荘のような旧アトリエのカフェではシュークリームをはじめとするスイーツ類、
キッシュやサンドイッチも楽しめる。
はけの森美術館・オーブンミトンカフェ_f0162085_14274493.jpg

近年、美術館と有力カフェ・レストランとのコラボが定着しつつあるが、
ストイックな写実派と評された中村研一と、シンプルで奥深いお菓子づくりを
追求している「オーブンミトン」との小粒ながらもきらりと光る上質なコラボレーション。
小金井という地縁で結びついたこの名コラボは、全国をみてもなかなかないだろう。
名画をゆっくりと愛でて、旧アトリエで美味しいひととき。
なんとも上質で豊かな、心温まる時間が過ごせる。(roco)

中村研一記念小金井市はけの森美術館オーブンミトンカフェ
 東京都小金井市中町1-11-3
 美術館の休館日は毎週月曜(休日の場合は翌日)
 カフェの定休日は毎週月・火曜日/第3日曜日(その他臨時休業あり)
●JR武蔵小金井駅南口より徒歩15分。
 はけの道には萩で有名な「金蔵院」(こじんまりとしながら上品なお寺)、
 菅原道真を祀る「小金井神社」(1200年代に創建)などがあり、
 美術館からほんの数分足を伸ばすと都立武蔵野公園の裏門へたどり着く。
 また国分寺方面に足を伸ばすと実業家・波多野承五氏の別荘だった
 「滄浪泉園」なども散策できる。季節ごとの散策も面白いかも。
 「オーブンミトンカフェ」ではスイーツ類のテイクアウトも可能。
 シュークリームがあまりに有名だが、ここのキッシュは隠れ逸品。
 コーヒーも美味しい。
# by tokyo_no_heso | 2008-08-09 14:44 | 中央線・武蔵小金井駅

多摩骨董市

多摩骨董市_f0162085_2330432.jpg

今日は立川・諏訪神社で月に1度開催される「多摩骨董市」をご紹介。
立川駅南口をすぐ右にまっすぐ進み、諏訪通り商店街の先をさらに進むと、
木立の中に見えるのは歴史ある諏訪神社。
その参道にて、毎月第4日曜日に開催されるのが「多摩骨董市」。

多摩骨董市_f0162085_23312272.jpg

参道には約40~50店ほどの露店が連なる。
古伊万里や有田の器から、古布、アンティーク着物、そして民芸家具など。
和のみにとらわれず、ヨーロッパアンティークのお店もちらほら。

都心の大規模な骨董市とは対照的に、大きな木立の元、という立地もあり、
どことなくしっとりと落ち着いた雰囲気。
気に入ったものを静かにゆったりと散策しながら探し、店主との会話も楽しむ、
そんなスタイルがぴったり。

出店しているのは、ほぼ多摩地区またはその周辺の骨董店、アンティークショップ
なので地元情報も満載。
多摩骨董市_f0162085_23314966.jpg

骨董市をぷらりと散策し、諏訪神社を参拝した後は、
目の前に広がる諏訪の森公園でのんびり過ごすのもおすすめ。
立川駅周辺の喧噪とのコントラストも魅力の1つ。
多摩骨董市_f0162085_23322768.jpg

今日は有田の焼き物を数枚購入。
器を買う楽しみとその器を使う楽しみ、あれこれ思い巡らせて、の帰り道。(saco)

■多摩骨董市 立川市柴崎町1-5-15 諏訪神社内 境内 
 毎月第4日曜日開催(8月は残念ながらお休み)
 7:00~16:00
●立川駅南口より徒歩10分 諏訪通り商店街先
 
# by tokyo_no_heso | 2008-08-07 23:36 | 中央線・立川駅

黄色い鳥器店

「とうきょうのへそ」エリアを語る上で、もはや欠かせない存在ともいえる器のお店。

女性店主の織田島さん・高橋さんによる「ほんとうに好きなもの」を集めたお店は
オープン2年目にして国立北の顔となりつつある。
黄色い鳥器店_f0162085_1158162.jpg

前回ご紹介した「LET`EM IN」から住宅街の中を通って5分ほど歩いたところにある。
土地勘がある人でも、最初に訪れる人はそれらしきお店がなかなか見つからず、
不安になって引き返したり迷ったりするようだ。
ある意味「とうきょうのへそ」らしく、
決して利便とはいえない、比較的地味な立地にも関わらず、
昨年春のオープン以来確実にファンを増やしてきている。

以前店内で遭遇した、その日初めて訪れたという男性は
「みていてぜんぜん飽きなくて、かれこれ1時間以上もいるんです」。
そんな言葉に象徴されるように、ずっとお店にいても不思議に飽きない。
ついつい長居したくなる居心地のよさがある。
黄色い鳥器店_f0162085_11585548.jpg

「黄色い鳥」のなによりの魅力は、
店主がものや作り手と出会い、やがてお店に並ぶまでの「過程」や「背景」が
静かに伝わってくるところ。
すべての出会いに対して、謙虚に、誠実に、真摯に向き合われているのだろうな、
と感じる器と雑貨たち。
黄色い鳥器店_f0162085_11592969.jpg

織田島さん・高橋さんは「ほんとうに好きなもの」を探すべく、全国各地を旅されている。
初夏には沖縄へ、直後の店内はじつにたくさんの琉球のものであふれかえった。
そしてこの夏は東北地方の旅を予定されているという。
秋口には、どんな新しい出会いを紹介してくれるのだろうか。

8月3日までは「オオタガラススタジオ」展。
茨城・笠間の工房で作られた、
ひとつひとつ、微妙に表情が異なる涼しげなグラスや器たち。
冷たい麦茶とともに、涼やかな気持ちになること、間違いなし。(roco)
黄色い鳥器店_f0162085_120970.jpg

※画像はお店の方の許可を得て撮影させていただきました

■黄色い鳥器店 東京都国立市北2-33-11
 定休日:月、火
●JR中央線「国立駅」より徒歩15分。
  「LET`EM IN」同様、ロケーションは北口側だが、
  不案内な方にわかりやすいのは南口からのアクセス。
  「黄色い鳥器店」のお店案内がわかりやすいので、改めて拝借。ご参考までに。
  http://www.kiiroi-tori.com/misenokoto.html
  土日は遠路はるばる「黄色い鳥」を目指してやってくるファンもいる。
  特に毎月第3日曜は、国立・旭通りの「ニチニチ市」(第3日曜に開催)
  →「黄色い鳥」という流れができつつあるほど。
# by tokyo_no_heso | 2008-07-30 23:56 | 中央線・国立駅

LET‘EM IN

国立駅というと、大学通りのイメージが圧倒的だが、
大学通りから一歩外れた道沿いや北口周辺にも実はすてきなお店、
おもしろいお店が点在している。

6月28日にオープンしたばかりのすてきなアンティークショップをご紹介。
国立駅北口から徒歩10分。小さな商店街にある古道具の店「LET‘EM IN」。

LET‘EM IN_f0162085_22371819.jpg

「時代、国にとらわれずにいろいろな国のいろいろな時代のものを集めています」

店内を見渡すと、確かに。ヨーロッパアンティークあり、和骨董をはじめ、
アジアンアンティークあり、テーブルにチェスト、ソファなど大物家具あれば、
ホーローのなんとも味わい深い小鍋や昭和を思い出す日本のおもちゃやガラス瓶が
ちょこんとディスプレイされていたり。
無垢の木の風合いにどっしりと重みある歴史を感じたり、
あっ、なんだか懐かしい感じ、と郷愁誘われたり。いろんな「出会い」のありそうなお店。

昔ながらの骨董屋さんやアンティークショップなども数多いここ国立。
骨董屋さんというとなんとなく入りづらかったり、ということも。
が、「LET‘EM IN」は一見インテリアショップかギャラリーか、といった雰囲気。
エントランスも一面ガラス張りで店内の様子も一望。
そして「古道具」という大きなカテゴリーの中、
さまざまなトーンの古道具が所狭しとディスプレイされているのに
心地よい統一感があるのも魅力。
ふらっと立ち寄って、のんびり時間を過ごすのもおすすめ。

すぐそばにはソーセージで有名な「ノイ・フランク」の工房や、
少し先には静かな人気の器屋さん「黄色い鳥器店」なども。
ますます街歩きが楽しくなる日々。(saco)

LET‘EM IN_f0162085_22384111.jpg
■古道具 LET‘EM IN(東京都国立市北2-13-48-101)
定休日 月、火 

●JR中央線「国立駅」より徒歩10分。
  ロケーションは北口側だが、不案内な方にわかりやすいのは南口からのアクセス。
  「黄色い鳥器店」のお店案内がわかりやすいので、拝借。ご参考までに。
  この地図↓にある八百屋さんの並び。
  http://www.kiiroi-tori.com/misenokoto.html
# by tokyo_no_heso | 2008-07-14 10:13 | 中央線・国立駅

「とうきょうのへそぱん、焼けました」

「とうきょうのへそぱん、焼けました」_f0162085_2157834.jpg


週末によく行く野菜直売所へ。国分寺市北町1丁目交差点近く。
この周辺には野菜直売所がわりと多く点在しているのだが、
ここには目と鼻の先に立ち並ぶ3軒の店。今日はどこでトマトを買おうかな、とぷらぷら。
ちゃんと商売っ気あり、質よし、センスよし、の1軒、質はまずまず、品揃えよし、の1軒、
それからちっちゃくて、かわいいおばあちゃんの店。

そろそろ夏本番。そして夏野菜の顔ぶれ。新鮮なトマトに枝豆にルッコラなど。

今日はこの採りたて野菜をふんだんに使って、パンを焼くことに。
題して、「とうきょうのへそぱん」といいつつ、なんとへそをつけ忘れたのだが。
ひとまずは「とうきょうのへそ」のコンセプトと想いの詰まったパンということで。

トマトはさっと湯むきして、ミキサーにかけ、
枝豆ははさみで枝から切り集め、さっと塩ゆでし、
ルッコラは細かく切り、生地に練りこむ。それぞれにそれぞれの夏の香りが広がる。
トマトの赤に枝豆の優しい緑、そしてルッコラの鮮やかな緑。


本日開店「とうきょうのへそぱん、焼けました。」


「とうきょうのへそぱん、焼けました」_f0162085_21553885.jpg



ここ、「とうきょうのへそ」にて、おもしろいもの、すてきなものを探索する毎日。
パンにたくさんの想いを託して。(saco)



■野菜直売所国分寺市北町1丁目交差点近く
  以前、「お休みの日は?」と聞くと、「私が病院へ行く日はお休みだねえ。」との返事。
  土曜日の昼前あたりがおすすめ。早すぎると、まだ収穫前、ということも。
●西武国分寺線「鷹の台駅」下車、徒歩10分。またはJR中央線「国立駅」北口より
  立川バス「北町公園」行「北町2丁目」下車、徒歩1~2分。
# by tokyo_no_heso | 2008-07-07 17:07 | 西武線・鷹の台駅